ファントム(塗装編)
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1/100 ファントム エナ騎 ボークス製

今回のファントムでは塗装の説明に重点を置いています
工作等に関してはブログ内カテゴリー「ファントム」を参照してください
少しではありますが画像等ありますので・・・

(使用エアブラシ)上がサフ吹き用、下が通常塗装用
特に拘りはありません、たまたま買ったモノを使ってます
使用コンプレッサーはリニコンのL5、圧は下げずにそのまま
グラデ処理時も余り下げる事はありません
塗装におけるセオリー、なのか?を以下に記します
 ・塗る面積が広い順  
 ・隠ぺい力の無い色順
 大体はコレで間違いありません、分かりやすい例で言うと
 ガンダムの白→黄色→赤→青、順です
 
が、マスキング作業が多いGKの場合はマスキング順も考慮すべきかと・・・
というか自分はマスキング嫌いなので優先順位が一番(爆)
よってセオリーを無視して最初に装甲裏から塗装します
裏側は目立たない色であれば何でもいいと思います(テキトー:笑)
スミ入れまで済ませておいたのはツヤ消し仕上げにする為です
ツヤ消し後のスミ入れは拭き取りが困難なので止めた方が無難
塗料の使い分けで「質の違いなんかが出ればいいな〜」が狙い
装甲は対照的なグロス(ツヤあり)仕上げなわけですから・・・
ツヤ消しがかかってしまった装甲部分は目の細かいペーパーを当てておきます
装甲の塗装に入るので裏側をマスキングします
初めに大まかなテープを貼っていき境界部分を後に貼っていく
コノやり方だと剥がす時に楽&速い!
ですが、この方法は自分に合っていないのか?マスク漏れが多い(汗)

以下は自分のやり方です
境界部分を先に貼っていき残りをテキトーに貼る
テキトーなもんだから隙間が出来てる(爆)そこでゾル投入!
隙間埋めの他、テープの剥がれ防止の意味合いで使用しています
時間が経つとテープって剥がれてきますよね?
ゾルで固めている為、剥がれにくくなります
白を塗装します
赤の下地色でもあるので赤パーツも一緒に吹きます
使用したのはクールホワイト、隠ぺい力もあるしお勧めです

自分の吹き方ですが、ニードルストッパーを絞った状態で
奥まった所やエッジ部分といった塗料の乗りにくい所を吹きつけ
その後ストッパー全開で全体を吹き付けています
コレを一気にやるので撮影できない(汗)止めてたら乾いちゃうし・・・
続き、吹き方ですが「垂れる寸前!」コレ最強!(意味不明:笑)
「塗膜を薄く」を意識する余りブラシ運びが速くなっていませんか?
過去の自分がソーでした(爆)コレだと表面がザラつきます orz
ある程度色を乗せてやらないとキレイな塗膜は形成されません 
ソレが「垂れる寸前!」表面が濡れた感じになればOK!

ただ、油断していると直ぐに垂れます・・・ムズかしい・・・未だに失敗するし(苦笑)
ちなみに、白パーツにはホワイトパールをコートしておきました
続いて赤塗装
使用したのはハーマンレッド、色味はシャインレッド+赤と言った所ですかね?
レッドパールでコートしています

以下、画像と説明が一致しません(笑)
パール効果を十分に発揮する為にはパール濃度もそれなりに濃く
パール吹き付け後のクリアーコートもそれなりに厚くする必要があると思います
対して自分はパール濃度薄め、かな?クリアーコートは吹いても薄く(1コート程度)
コレには理由がありまして・・・原型を造っている方は共感してくれるかな?(苦笑)
MHの原型ともなると「作品」と呼べる造形物だと思うんですね、私見ですけど
製品のパーティングライン消し+スミ入れ状態、或いはサフ吹き状態で十分完成と言えちゃうとか思ってます

原型→母型(ココが無い場合もあります)→製品がGK生産の大体の流れです 
ソノ商品状態に数回のサフ吹きを施したモノが表面処理終了状態
ソコから更に塗装、最後にはクリアー層をそれなりの厚みにしなければならない・・・
原型の状態を極力損なわないようにと考えた結果、パールとクリアー層の薄さに繋がりました
ココまでのウンチク全否定かもしれませんが(笑)研ぎ出しは最強です!
趣味のオートモデルでは行いますが、やはり研ぎ出しにより得られる面はすばらしいです

では自分のやり方が手抜きか?ソーではないと思ってます(苦笑)
「垂れる寸前」を一貫して施せるのであれば、研ぎ出さなくともコレに近い表面にはなるはず!
のつもりでやってます・・・難易度は研ぎ出しよりも高かったり・・・

で、ソノ表面をお見せしますよ〜と撮影したのがコノ画像
パールのせいで表面が粗く見える&光の当て過ぎでレッドパール(ピンクっぽい)分が飛んでる(泣)
現物はキレイな面なんですよ、って説得力無いな orz
赤部分をマスキングしてフレーム塗装
装甲にパールを使用しているのでフレームはメタリック仕上げ、違った感じに見えると思うんですが・・・  

いつもはメタリック塗料に黒を混ぜてガンメタを作るんですが
コレだとメタリック分が多いシルバーっぽいモノになりがちなんですね(テスト吹きすればいいだけ:爆)

今回は黒にメタリック塗料を入れていき、黒っぽい感じにしてみました
スーパーメタリック塗料は少し入れただけでも効果大です
最後に薄々のクリアーブルーを軽くコートしてあります
黒地にビスマスパールとかイイ表現もありますが、敢えて普通といいますかソンナ仕上げにしています
ツノの黒ラインもマスキングでブラシ処理
股間パーツは黒地にホワイトパール、クリアー紫をコート
画像だと汚く見えますが(汗)キレイですよ、現物は・・・
金部分はスーパーメタリックの金、色味が欲しいな〜と思い
クリアーイエローを軽くコートしています
首周りなんですがプロミネンスのバイパス色:マホガニーに準じています
剣もスーパーメタリック使用、しかし割高ですよねコノ塗料(汗)
徐々にガイアノーツのメタリックマスターを使った例も載せて行きたい所です
コッチが使えるようだとカナリ経済的!と言っても塗料代ですけど・・・
以上でエアブラシによる塗装終了
筆塗り部分です
スミ入れまで終わってから撮影しちゃってますけど(爆)
目のグレーと眼球、肩フレームのバイパス:ココもマホガニー
眼球は「蛍光レッドだと装甲の赤と大差無いなー」と思い白を少し混ぜました
次はスミ入れです
使用しているのはエナメル塗料とシンナー
薄めて流して乾いたら余計な部分を拭き取る!以外に言う事が無い(苦笑)

ハルレッド:赤部分、フラットブラウン:金部分、ジャーマングレー:白部分
フラットブラック:フレーム部分と言った具合に使用しています
ココでナゼ使い分けるのか?と言うウンチクが・・・ 
画像は拭き取り前後の比較画像です、拭き取るし流す時はテキトーです

で、ウンチク(苦笑)
肉眼で見る限り白の上に置かれたグレーは黒に見えます
今回のファントムで言えば赤の上に置かれたハルレッドは黒に見える・・・はず(弱)
カメラは良くも悪くもそのまま写します、画像で黒っぽく見えなくとも現物は黒に近い
コレは人の目が(というか脳が)勝手に補正しちゃうんですね

現物優先の自分は撮影の事を意識して作っていません(このサイト上のモノに限り)
誌面等に使うモノは別です、グラデならキツくするし、パールなら濃く
つや消しなら粉が拭く手前まで吹き付ける、と言った具合です
ファントム特有のスリットを塗ります
エナメルのフラットブラックを使用、ハミ出しても拭き取ればOK!
凹の底面(A)を筆塗りしましたが、側面(B)も黒と解釈するならば
ブラシで吹いてサッと拭き取り、秒殺!が可能かと・・・
ファントムはまだ数個持ってるし以後は秒殺の方で仕上げていくでしょうね、楽だし・・・
上記の説明文中の(A)(B)を記した画(テキトーでゴメンなさい:汗)
   
組み立て後に少しだけ見えてしまう所もついでに黒く塗り潰して置きます
コレは目立たないしやってもやらなくてもいいんじゃないでしょうかね〜
自分はやりましたけど・・・
最後に装甲部分をタミヤ:モデリングワックスで仕上げます

眼球にツヤを与える為にエナメルのクリアーを筆塗りしてあります
コレは最後じゃなくてもいいです、忘れてただけなので(汗)

組み立てて完成!
塗装に関して掘下げて説明しようとしましたが、失敗した感が(汗)
ソノ都度、ある一部分に対して詳しく説明した方が良いとコノ時点で気づきました(遅)

メタリック表現一つとって見てもメタルカラー、スーパーメタリック、メタリックマスター、こすって銀さん・・・
コレだけあるわけですから、ファントム1個分に集約できる量なんて高が知れてますよね
次回以降はその辺を踏まえて製作記を作成したいと思います



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